丸暗記は禁止!
「社会は暗記科目」
「公式は暗記しておくこと」
ほとんどの塾や先生は暗記することが成績アップの近道だと教えます。
確かに間違いではありません。
暗記できれば断然有利になります。
しかし暗記という近道は、記憶力の限界が来た時に成績の限界が来るのです。
あなたが憧れている理想的な受験生像は、受験が近づくにつれて成績が上がっていき、志望校に合格する姿でしょう。
無理もありません。
受験の世界は美しい合格体験記であふれかえっていますから。
しかし多くの方が直面する現実は、「伸び悩み」か「転落」です。
実は受験に置いて、第一志望に合格できる子の割合は1割もいないと言われています。
志望校変更も加味すると、現実的には当初の第一志望に1%も合格できていないと言われています。
そしてその原因は記憶力競争に身を置かせたために起きているのです。
ファイにはそんな伸び悩みをした受験生が多く訪れます。
そして当時のことを振り返り、こういいます。
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あんなの勉強じゃない。全然楽しくなかった。もっと早くこんな勉強をしたかった。
何も難しいことはしていません。
ファイでは丸暗記を禁止しているのです。
年号も公式も、丸暗記したら叱り飛ばします。
中身を知らないことを覚えて何の意味があるのでしょうか。
だから中身に重点を置いて勉強をさせます。
すると暗記しようとしなくても、覚えてしまうのです。
ファイのテストを紹介しましょう。
- 鎌倉幕府を開いたのは誰か答えなさい。
- 源頼朝はなぜ鎌倉に幕府を開いたのか説明しなさい。
- 茎の断面を見た時、内側にある管の名称を答えなさい。
- なぜ道管が内側にあるのか説明しなさい
- 円錐の表面積を求めなさい。
- 円錐の側面積が「母線×半径×円周率」で出せる理由を説明しなさい。
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え!?そんなことまで知っていなければいけないの!?
いいえ、これは知っていなければ解けない問題ではないのです。
実は考えればわかることばかりなのです。
逆に言えば、ファイの問題は、丸暗記では絶対に答えることはできません。
だからしっかり考え、学ぼうとします。
それが本質を見抜く思考力につながり、勉強を楽しくするのです。
難しいから好きになる!
優しい問題からステップアップしていくと、一見解けるようになった気がします。しかし、今の問題集は効率化とシステム化が過度に行き過ぎているため、誘導されるがままに練習していけば、そこそこの問題まで解けるようになってしまうのです。これは実は理解していなくても、手法だけ真似すれば解けてしまうことを意味しています。
解けるならいい気もしますが、このやり方では、記憶力のキャパをオーバーした時点から転落が始まります。
ファイではそのステップアップを取らず、いきなり本質を問う経験をさせています。一見難しそうですが、この方が子どもは興味を持ち、頭を使います。これが勉強にも通じてくるのです。